テレビでたまたま見かけた、佰食屋。
注目されているのは、飲食業の常識を覆す、経営手法。
営業時間はランチのみ、提供するのは100食のみ。
経営者は中村朱美さん。
飲食業をしたことない彼女が、自分の理想を実現するためにした経営とは。
家族を、従業員を大切にしたい。
テレビでのそんなインタビューに共感し、本を手に取りました。
大事なのは自分の理想
人生において何を大切にしたいのか。
そのために自分たちに、いくらお金が必要なのか。
海外旅行に年2回行く。
服にはこだわらない。
マイホームは建てる。
それを維持するためには、家計にいくら必要なんだろう?
必要な範囲でギリギリ黒字を保つ経営をする。
売り上げを上げる事は企業のためにしかならない。
朱美さん自身が前職で頑張っても、報われない事を感じて、自分の理想を突き詰めたそうです。
従業員ファースト
税理士さんが驚くほど人件費にお金を使う佰食屋。
ボーナスは年3回。
社員でも、アルバイトでも役職がついてても、
そしてお客さんもみんな平等という考え方に基づいています。
有給は全員が取得し、誰かが休んでも従業員多めにシフトを組んでるので大丈夫。
それでも業務が回らない場合は、100食ではなく、80食に売り上げを減らす。
売り上げ至上主義の飲食店では考えられない手法です。
人件費にお金をかかる代わりに、多くの飲食業が支払う広告代は0円。
圧倒的な商品力で、お客さんに拡散してもらう。
仕組みで幸せにする。
朱美さんの言葉で、私は仕組み作りで幸せにする。
従業員にもう頑張れは言いたくない。
それを徹底するために考えられた仕組み。
佰食屋ならぬ佰食屋1/2
限定100食の半分、50食のみを提供するお店をチェーン店として作り業務展開してます。
これのビジネスモデルで年収500万円稼げる家族を増やしたい。と書いてありました。
お父さんが朝から晩まで働き、
お母さんがワンオペで疲れ果てる。
その疲弊してる家族が年収500万。
営業は短時間で行い、空いた時間は家族の時間、趣味の時間、副業に充てる。
年収1000万円が欲しいのではなく、健康で元気に家族との時間を過ごせる豊かさの方が大事なのでは。
朱美さんが作りたい世界に深く共感しました。
まとめ
何を大切にしていくか。
それを自分で決めていく時代。
うちは年収500万もないけれど、私たちのやり方で家族を大事にし、何より私はご機嫌よく、子育てができている。
前はお金を稼がなくては!!と躍起になり苦しかった。
でも、私今幸せで毎日楽しいじゃん。
そんなことに気がつきとっても楽になりました。
もちろん、お金は大切。
でも、そこを取りに行くことで犠牲にしてる事ないですか?
本当に大切なもの、守れてますか?
あなたの理想はなんですか?
そんな風に大切なにしたいものを、見つけることが大事と気づかされる本でした。
業務の手法、著者の朱美さんが大事にしている在り方が学ぶ事ができます。
読んでくれてありがとうございました。