今年の夏、家族で訪れたのは、芦ノ湖畔のとある温泉宿。ここで過ごしたひとときは、私たち家族にとって忘れられない夏の思い出となりました。
静かな湖畔で迎える、癒やしの時間
お部屋の窓を開けると、そこには緑豊かな山々と芦ノ湖の穏やかな水面が広がります。
朝も昼も、刻一刻と表情を変える湖の景色に、つい時間を忘れて見入ってしまうほど。小さな子どもも、思わずテーブルに登って背伸びをしてしまうくらい、自然のスケールに心を奪われていました。
宿のラウンジからもこの絶景を楽しむことができ、広々とした空間に並べられた北欧風の椅子と、大きな窓越しの水盤がまるで空と湖をつなぐよう。思わず深呼吸をしたくなるような清々しい時間が流れていました。
美しい前菜に心奪われて
夕食では、色とりどりの小鉢に盛りつけられた前菜が登場。
手間ひまかけて用意された一皿一皿は、味だけでなく見た目にも美しく、季節を感じる素材が活かされています。どの器にも趣があり、まるで小さなアートのよう。静かな山と湖の風景を背にいただく和の味わいに、心がほっと和みました。
湖尻龍神祭の花火を誰にも邪魔されず特等席で
そして夜。いよいよこの旅のハイライト、湖尻龍神祭の花火大会が始まりました。驚くべきことに、なんとこの宿のお部屋から、花火を間近に見ることができるのです!
窓辺に並んで立つ子どもと妻。浴衣姿のまま、夜風を感じながら静かに打ち上がる花火を見つめます。大輪の花が夜空に咲くたびに、部屋の中にもふんわりと光が届き、幻想的なひとときに。混雑もなく、人混みに揉まれることもない。
それでいて、これほど迫力ある花火を堪能できるなんて、なんて贅沢なんでしょう。
子どもの肩に手を置いて、一緒に見上げる花火。その背中のぬくもりが、きっとこの夏の思い出として、ずっと心に残ってくれるはずです。
まとめ
湖尻龍神祭の花火をお部屋から楽しめるこのお宿は、家族連れにも、ゆったりと過ごしたいご夫婦にもぴったり。美しい自然、美味しいお食事、そして特別な夜のひととき。夏の旅の候補に、ぜひ加えてみてくださいね。