この本は子育て中のお母さんに読んで欲しいです。
どれだけ日本の育児は思い込みで固められてるんだと驚きの連続でした。
大事な事は太字で書いてあるので読書が苦手でも読みやすい本です。
目次の前に優しい説明書きがあります。
忙しいお母さんは、「はじめに」と第1章、第2章、第7章を読んでください。
他にも本当に忙しい人、教育問題に興味のある人向けなど、読者への配慮が細かくされています。
私は古市さんの本を読むのは初めてだけれど、彼の事が好きになりました。
きっかけ
古市さんを知ったのはアナザースカイというテレビ番組でした。
大学時代、幸福度の高いノルウェーに留学し、その時の思いを語っていました。
「北欧がどうして幸せなのかを知りたい。」
この彼の言葉に共感しました。
日本はどんどん便利になるのに、幸福度が低い。
もっと彼の考えている事を知りたいと思い、テーマが子育ての本を手に取りました。
日本の育児は思い込み
母性本能は作られた言葉。
昭和の高度経済成長に伴い男性が働き、女性が家事育児をする専業主婦になる事が一般的になりました。
そこからお母さんは子供といる事が当たり前、育児は女性がするものという文化が、3歳児神話が出来上がりました。
でも、江戸時代は子供が捨てられ、産みの母、育ての母と別々なのが当たり前でした。
武士が時間的に余裕があるからと寺小屋で子供の世話をしていたそうです。
時代とともに作られた女性を育児に縛る言葉や育児書たち。
それを歴史的観点や、研究結果を用いて、古市さんが痛快に否定してくのが面白かったです。
なかなか子供が可愛いと思えない私。
でも、それでもいいじゃん!と思える様になりました。
成功するのに必要な能力
0歳から6歳の間に身につける能力として重要なのは非認知能力だと書かれていました。
非認知能力とは何か?
人間力や生きる力のようなもの。
社会性があるとか意欲的であるとか、忍耐力があるとか、すぐに立ち直る力があるとか、広い意味で生きてくために必要な能力を経済学者や心理学者たちは非認知能力としている。
非認知能力こそが人生の成功において重要であることを訴える。
たしかにこの能力さえあれば、成功にはいろいろな定義がある現代を生き残れる。
どうやって、学ぶのか?
非認知能力は他人から学ぶもの。
集団生活の中で学ぶ事ができる能力。
この本を集団にそうたを送り込む決意が固まりました。
私の母は子供と居られるのは、幼稚園に入るまでだからと私を3歳まで家で育てました。
そうたはこの4月から保育園に入ります。
最初は保育園にはいるの早すぎ!寂しいわ!と思うこともありました。
子育て苦手なのにね、私。
でも、もう今は楽しみしかない!
離れる事によって磨かれる絆もあります。
何よりこの本でを読んで、集団の中で非認知能力高めて欲しい!と思いました。
まとめ
お母さんはもっと自由になっていいと私は思ってます。
子供の人生に縛られる事なく、自分の人生を歩む女性が増えたら、日本はもっと元気になる。
そのためにはパートナー、社会、国のサポートが必要です。
私は当たり前の様にけいたくんが子育てをし、家族にサポートされて、職場がある。
保育園も決まりました。
ものすごく恵まれてます。
本当はどのお母さんにも提供されるべきもの。
思い込みで固められた日本の育児で、自分をどうか締めつけないでほしい。
心軽く明るく子育てするお母さんがこの本を読んで1人でも増えて欲しいです。
読んでくれてありがとうございました。