私は薬剤師をしています。
でも、薬はできるだけ使いたくないです。
体は治す力を持ってるし、崩れそうになっても、元に戻ろうとする力がある。
それを補うのが薬だからです。
子供が薬が必要になった時、その時にどう関わるか、勉強し直したい。
予防接種について考えたくてこの本を読みました。
小児科医がいらないという薬
熱が出た、喉が痛いなどの風邪で処方される薬、抗生物質、抗生剤。
抗生剤は細菌を抑える効果があります。
膀胱炎などの細菌が原因の病気に使います。
細菌とウィルスは違います。
風邪の主な原因はウィルスです。
ウィルスを抑える薬は抗ウィルス薬と呼ばれます。
毎年冬になると話題になるインフルエンザ。
原因はインフルエンザウィルスですので、使用するタミフルなどは抗ウィルス薬です。
熱があるから、喉が痛いから、抗生剤を飲めばいい。抗生剤を飲んでいれば安心だ。ではないのです。
熱が出たから解熱剤の座薬を、飲み薬を使用して一時的に解熱。
でも、効果が切れて再び発熱して、また薬を使う。
熱は体の中で免疫システムを作ろうとしてる戦いの最中。
それを一時的に抑えるのは、発熱が長引く原因になってしまいます。
予防接種について
赤ちゃんが生まれたら2ヶ月後から始まる予防接種。
打つ?打たない?で悩む方もいると思います。
また、自治体から当たり前の様に問診票がくるため、打たないという選択肢がある事に気づかない事もあると思います。。
予防接種は病気の原因菌を体の中に注射、そして体の中に防御してくれる抗体を作ります。
予防接種を打ったから、病気にかかる事がないわけではありません。
体の中にできた抗体のウィルスの種類が違えば、病気にかかる事もあります。
予防接種は可能性の問題なので、打った方がいい、打たない方がいいと一概には言い切れないのです。
私自身も予防接種を初めて打つ時、めちゃくちゃ不安でした。
その不安を解消するために、この本に書いてあった事を実践しました。
この質問を先生にしてみましょうと書いてあったので、聞いてみました。
先生は自分の子供にも打ちましたよー。と丁寧に話してくれました。
私はそれでホッとしました。
こういった面倒臭い質問にも優しく対処してくれる先生なら安心しませんか?
私は打つ事を選択しましたが、打たない選択をしたとしても、相談しやすい。
大人になってから、〇〇の予防接種打った?みたいなシーンがあります。
子供が大人になった時に、打っているのか、打っていないのかを、わかるようにしといてあげるのが大事だと記載がありました。
まとめ
著者が子育てで一番大切な事として書いていたのは、親が子供を信じる事。
子供に対して、生まれて来てくれてありがとう。あなたがいてくれて、幸せを感じている。と伝えていく事。
それが子供の自己肯定感を高め、何があっても大丈夫と自分を信じられる子供に育つ事につながる。
いろんな情報を取捨選択していく子育てにおいて、ここをブレずにいようと私も思っています。
読んでくれてありがとうございました。
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