薬剤師として現場で求められていること!

仕事

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患者さんとの2ショットを喜ぶ私。

実はあんまり知られていない薬剤師の職業について書いていきたいと思います。

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薬学部について

私達が入学した頃、薬学部は4年制でした。

卒業時、国家試験を受験する資格が得られ、合格すると薬剤師として働く事ができます。

現在は薬剤師になるためには6年制の卒業が必要で、薬学部に4年制を併設している所もあります。

現在の4年制は新薬を開発する研究者などを育成する場合が多いです。

私が卒業した当時、就職先は様々で、調剤薬局、病院、ドラッグストアなどの薬剤師、

製薬メーカーのMR(薬のセールスマン) 、学術(研究結果などを、現場で働く医師、薬剤師に情報提供をしたりする仕事)、

治験業務、学校薬剤師、公務員、研究者、大学教員など様々な進路選択があります。

大学院に進学も進路にありました。

学生時代に実習もありました。調剤薬局2週間、病院1か月。ずっとひたすら見学でした。

現在は4年生の時に試験を受け、受からないと実習に行けないとのこと。

そして実習期間もそれぞれ11週ずつという長期になりました。

受け入れる現場の薬剤師にも資格が必要になりました。

病院に就職

人と接するのが好きだから患者さんのそばにいける職場で、いろんな人と会いたい。

そして、ガン末期の患者さんの緩和ケアがやりたい。という希望から、

私は都内の中小規模(およそ150床)の病院に就職しました。

地域に密着した病院で職員みんなが顔見知りのアットホームな雰囲気は私にはとてもあっていました。

入院患者さん専門の薬局だったので、飲み薬だけでなく、点滴なども扱いました。

私の好きな仕事は患者さんのより良い生活のために、他の職種と悩みを話して一緒に解決する。

薬が多すぎて飲めないから減らして調整したい。

錠剤、粒の薬が飲めない時、どうしたらいいか。

痛みが取れないから、他にどんな薬に変えたらいいか。など随時起こる悩み事に対して解決方法を提案し

他職種と協力しながら問題解決をしていきました。

そしてベッドサイドに行って患者さんとおしゃべり。

飲んでみての効果はどうか、眠れているか、排便はあるのかなど話を世間話を交えながら聞いていきます。

お家でも薬が飲めるようにどうしたらいいか、考えるのも薬剤師の仕事です。

薬剤師に求められるもの

薬が安全に、そして有効に使われているか。それを見守るのが薬剤師の仕事と感じています。

そして私が現場に出て感じていたことです。

学生時代1年生から有機化学がメインで授業が始まります。Cは炭素とか、Oが酸素とか構造式とか。

薬の成分がどのように構成されていて、どのような性質をもっているかから学びます。

薬についての知識を学ぶことを重視した内容でした。

なので卒業後すぐは学生の延長でしかなく、現場で1人前になるのは本当に時間がかかりました。

そして現場にでて感じたことは薬の知識はもちろん必要ですが、

求められるのはコミュニケーション能力などを始めとする人との接して専門性を生かしていこうという気持ちだと感じました。

薬の事は知っていても、発信する力、聞いてもらえるコミュニケーション能力がないと

他の職種と話すことはできないし、患者さんにお伝えすることもできません。

たまたま薬学部の教育についてプレゼンをする機会があったので

改めて母校の教育理念などを見直すと、私が高校3年生の時にみた「薬のエキスパートを育てる」という言葉は大きく変わっていました。

薬の専門性だけでなく、「豊かな人間性を育む」と記載されていて、こうやって現場のニーズで教育が変化していく事を肌で感じました。

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