私は小さい頃から薬はあまり飲まないようにと育ち、ありがたい事に健康体で、そこまで病院のお世話になる事もありませんでした。
進路選択の時に資格を持っていた方が良いという母の言葉が薬剤師になる大きなきっかけで、
働く様になってから症状があると仕事に集中できなかったりして、薬で解決できるならと気軽に薬を使う様になりました。
「効く」という事はどういうことか。
体の機能に何らかの変化を起こし、効果を示します。
薬は添加物の塊です。決して薬を否定するわけではありません。
事故にあって血がダラダラ出ている人にオペをしない、痛み止めを使わないなんて命の危険があること。
西洋医学は急性の症状に対応するには不可欠です。
薬は全てを解決してくれない。
この本は薬剤師の方が書いています。私の違和感と一致する事がたくさん書いてありました。。
薬を飲んでいれば大丈夫。薬を飲んでいえば治るもんだ。
どうしてそのような症状が出るか。そこにフォーカスしないと何も解決しないと書いてありました。
自分を見直す
私が薬を使うと言えば生理痛、便秘、花粉症などなどです。今は花粉症だけ、辛い時は使います。
生理痛は布ナプキンに変える、もう生理の日はできるだけ何も予定を入れない。
無理をしない。温める。これで十分に緩和する事ができました。
そして便秘は下剤は確かに一時的に効果を示します。
でも今は食事、そして精神的なケアで緩和できるようになりました。
出ないときは食事を見直す、貯め込んでいるストレスはないか。
そこを考えられる様になったら、出る体質に変わってきています。
以前は蕁麻疹もよく出ていたけれど、出なくなったし。
来年以降の花粉症はどうなるか、今から楽しみです。
この記事、そうそう!!って思ったので載せておきます。
自分の体を信じる
「人間は自らの中に100人の医者がいる。」西洋医学の提唱者であるヒポクラテスの言葉。
自然治癒力には身体のバランスを正常に保とうとする恒常性維持機能
傷を負った時に元に戻そうとする自己再生機能、
外部から入ってくるウィルスや細菌と闘う自己防衛機能
もうこんな素晴らしい機能が私達の体には備わっています。
医療の発達に伴い、自然治癒力という素晴らしい宝物の存在を忘れかけている。
自分の体を「治す」という気持ちを持った時に、体の中の名医が動き出す。
自分の体を信じる事ができたら、増えていく傾向にある医療費だって抑えられると思います。
この本には実際に薬漬けだった著者が自分自身の体と向き合って、薬をやめる事ができた事の実例が載っています。
決して飲んでいる薬が全て悪いわけではありません。もちろん必要な薬もあります。
飲んではいけない。やめなくては・・・。とやめる事で体に異常が出る事もあります。
なのでかかりつけ医と自分と相談しながら、薬と正しく付き合える人が増えたらいいなと思います。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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